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【2025年最新版】韓国の人気SNS徹底解説

著者: インバウンド対策ラボ編集部

公開日:

更新日:

カテゴリー:
  • SNS
  • インバウンドデータ・動向
【2025年最新版】韓国の人気SNS徹底解説

〜インバウンド集客を成功に導くSNS活用術〜

近年、グローバル規模でSNSの利用が拡大していますが、韓国にも独自のSNSの利用傾向があります。韓国市場で効果的なインバウンド集客やSNSマーケティングを展開するためには、利用者が多いサービスを把握し、それぞれの特性に合わせたアプローチが必要となります。
本記事では、韓国で特に人気が高いSNSをご紹介して、それぞれの特徴を解説していきます。

1. 韓国でのSNS利用状況

韓国では、概ね世界でもメジャーな主要SNSが多く利用されている傾向がありますが、

世界のデジタルトレンドを紹介するDataReportalの調査結果によると、KakaoTalkの利用率が圧倒的に高く、次いでInstagramが多く利用されていることがわかります(画像はYouTubeを除いた利用率のデータです)。

“Digital 2025: South Korea” p.89

利用率が上位に位置するSNSを中心に、韓国での特徴を紹介していきます。


   1. KakaoTalk (カカオトーク)

KakaoTalkは韓国における国民的メッセージングアプリで、単なるメッセージツールとしてだけでなく、日常生活に不可欠なインフラとなっています。友人や家族との連絡はもちろん、ビジネス上のコミュニケーション、情報共有、決済、ショッピングなど、多岐にわたる場面で利用されています。

ほぼ全てのスマートフォンユーザーが利用していると言っても過言ではないので、幅広い年齢層のユーザーがいる点も強みです。

マーケティングにおいても、Kakao Channelでの情報発信、Kakao広告の掲載など、さまざまな企業が積極的に利用しているプラットフォームです。

また、投稿型SNSであるKakaoStoryの利用者も多く、こちらは比較的高い年齢層のユーザーが使用する傾向にあります。

   2. Instagram (インスタグラム)

写真や動画を中心としたコンテンツ共有プラットフォームで、韓国では若者だけでなく、40代以上の中高年層のユーザーも多く利用していて、国内で高い人気を誇るSNSの一つです。

興味関心に基づいたコミュニティ形成が活発で、ハッシュタグを活用した情報検索や交流が盛んなSNSです。また、24時間で消えるストーリーズ機能は、日常を手軽に共有できるため、幅広いユーザーに利用されています。

韓国の消費者はインフルエンサーの情報に大きな影響を受けるとされており、Instagramでの情報発信はマーケティングにおいても重要なポイントです。韓国語で単語や地名のハッシュタグを記載するのも効果的です。

   3. Facebook (フェイスブック)

実名登録を基本とするSNSであり、韓国でも多くのユーザーが登録しています。

Facebookアプリの利用率は減少傾向にありますが、それでも依然として一定のユーザーが利用しています。近年の傾向としては、利用ユーザーの年齢層は比較的高めです。

テキスト、写真、動画など、様々な形式のコンテンツを共有できるSNSで、企業やブランドの公式Facebookページを開設し、情報公開、イベント告知、顧客対応などの形でも利用されます。

広告においては年齢、性別、地域、興味関心など、非常に詳細なターゲティング設定が可能で、特定のターゲット層に効率的にリーチできます。インバウンド集客との相性が良いのも特徴です。

   4. YouTube (ユーチューブ)

言わずと知れた世界最大の動画共有プラットフォームであり、韓国でも老若男女問わず利用されています。比較的高齢層でもYouTubeを利用している点も韓国における特徴です。

人気は非常に高く、韓国においてユーザーの利用時間が最も長いアプリでもあります。テレビ番組なども多くがYouTubeにアップロードされる傾向にあり、エンターテイメント、ニュース、教育、レビューなど、あらゆるジャンルの動画コンテンツが存在します。

韓国ではYouTubeショート動画の利用者も多く、Instagramのリール機能やTikTok動画以上にSNSマーケティングにおける重要度が高いとも言えるでしょう。

   5. TikTok (ティックトック)

15秒から長くても数分の短い動画コンテンツが共有できるプラットフォームです。韓国でも若年層を中心に爆発的な人気を誇り、トレンドの発信源となっています。

強力なアルゴリズムも特徴の一つで、ユーザーの視聴履歴や興味関心に基づき、パーソナライズされた動画がおすすめされるため、エンゲージメント率が高い傾向があります。

バイラル効果を狙ったマーケティングに特に強く、トレンドに敏感な韓国においては重要なプラットフォームの一つでもあります。

2. Naverについて

韓国でのインターネット利用の大きな特徴の一つに、Naver (ネイバー)の存在があります。Naverは韓国内では高いシェア率を誇る検索エンジンです。また、ショッピングにも利用され、情報ポータルサイトとしての側面も持っているなど、韓国におけるインフラ的なサービスの一つと言えるでしょう。

Naver Blogで情報をシェアすることも可能で、コメントによるコミュニティが形成されるなど、SNSに近い役割も持っています。

また、Naverが運営するBandというグループでのコミュニケーションに特化したSNSもあり、一定の利用者がいます。Bandのユーザー層としては、比較的高齢な層に人気な傾向があります。

3. 韓国向けSNSマーケティングのポイント

韓国の消費者は、著名人やインフルエンサーの発信する情報に大きな影響を受ける傾向があります。インフルエンサーマーケティングは非常に効果的で、認知度向上などの面で重要となります。

また、トレンドは変化が早く、SNSを中心に拡散される傾向があります。韓国における最新トレンドを常に把握し、迅速に取り入れる柔軟性が求められます。

その他にも、韓国は世界でも有数のモバイル大国で、PCよりもスマートフォンの利用率が非常に高いという特徴があります。SNSコンテンツや情報発信においても、スマートフォンでの閲覧に最適化されていることが重要です。

4. まとめ

韓国では、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokといった世界的なSNSのみならず、Kakao、Naverのような韓国特有のサービスが大きな影響力を持っています。情報発信の際はそれぞれの特徴を理解し、利用者層や特性を考慮した内容を発信することが重要です。SNSマーケティングやインバウンド集客を考える際には、インフルエンサーの活用や最新トレンドへの対応、モバイルファーストの観点も持っておくと、より効果的なマーケティングが展開できるでしょう。

アビリブグループは、国内15拠点に加え、海外6拠点を展開。韓国にも支店を構え、現地のトレンドやユーザー行動に基づいた、実践的かつリアルな視点からのサポートが可能です。

インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、 SNSマーケティング支援アビリブインフルエンサー インバウンドプロモーション インバウンド広告のサービスなどのインバウンド対策支援を行っています。特にホテルや旅館など、宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

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