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【多言語サイト制作】施設周辺観光ページを作るメリット

著者: インバウンド対策ラボ編集部

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コラム

【多言語サイト制作】施設周辺観光ページを作るメリット

はじめに

海外旅行をする際に宿泊施設を探す状況を想像してみてください。旅の目的がその宿泊施設への滞在でない限り、目的地や観光地名と合わせて施設を検索し、価格を見ながら検討する、というのが一般的な探し方ではないでしょうか。この場合、宿泊施設の公式サイトにも周辺観光情報が用意されていると、実は予約につながる要素がいくつも出てきます。

今回は、多言語サイトでこそ、施設周辺の観光情報ページを充実させるべき2つの理由をお知らせします。

周辺観光情報はSEO強化ワード

訪日旅行者は、旅の目的を決めたのち最も便利な宿泊施設を予約することが多いです。具体的な現地での観光スケジュールを立てていない場合でも、まずは気になるエリアと宿泊施設を抑えるユーザーも多いのではないでしょうか。そのような場合、「目的地 + ホテル」「観光スポット + ホテル」などで検索してホテルを探すパターンがみられます。アクセスページには目的地となる最寄りの情報が簡単に掲載されているはずですが、それだけでは情報量が小さいうえに、範囲も限られてしまいます。

単なる位置情報だけでなく、ホテルを中心にアクセスのいい外国人に人気の観光スポットを盛り込んだり、地域独自の観光体験を紹介することで、それらの利用を検討するユーザーの検索キーワードに該当し、検索結果にサイトが表示され、宿泊施設候補にあがることができるでしょう。目的地や観光のキーワードに該当するサイトが少ない場合、「目的地+観光」と検索するだけでも自社サイトが表示される可能性すらあります。訪日旅行者の旅行目的・ニーズにはトレンドがありますので、きちんと今の需要を反映し、SEO強化に臨んでください。

周辺アクティビティの情報提供は宿泊施設を決める際に重視される

訪日旅行者が宿泊施設を決める際に重視すること
「DBJ・JTBFアジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2022年度版」(株式会社日本政策投資銀行)
https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/7ccfe6956b812ca76e024b7356e96093.pdf
p.19から一部抜枠 
 

2022年のDBJ・JTBFアジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査より、宿泊施設選択水準として、近隣施設のアクティビティに関する情報提供やサポートが23%、文化体験等により、地域の伝統や文化に触れ、理解を深める機会があることが16%と、旅行者から求められる傾向があることがわかりました。

想像してみると当たり前な気もしますが、旅先での情報収集を宿泊施設で行うことは多々あると思います。近くにおすすめの飲食店はないか、夜景をみるならどこがおすすめかなど、国内旅行であれば当たり前のようにフロントに問い合わせる内容を各言語でWebサイトに用意することも一つのサービスなのかもしれません。SNSやネット検索など情報元が多く、直接の問い合わせは減ってきているかもしれませんが、海外旅行の場合、現地で情報検索の頼りとなるインターネットが上手く使えるかという不安もあるため、施設側で観光体験のサポートをしてもらえたり、十分な情報がサイトに提供されていることが事前にわかれば非常に心強く感じます。

周辺観光情報ページをつくりこむことは、ユーザーの信頼を勝ちとることにも影響しそうです。移動時間や交通アクセスを詳細に記載したり、地図をつかってわかりやすく周辺情報を整理したりと様々な工夫で旅マエの旅行者のニーズに寄り添うことが可能となります。

訪日旅行者が期待する旅行アクティビティ

「訪日外国人の消費動向 2023年 年次報告書 」(観光庁)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001742979.pdf
p.33 から一部抜粋

観光庁の訪日外国人の消費動向 2023年 年次報告書では、訪日旅行者が今回の旅行でしたこと、次回したいことがアンケート調査からまとめられています。「日本食を食べる」、「ショッピング」は8割以上の旅行者が体験したこととしてあげられ、次いで「繁華街の街歩き」、「自然・景勝地観光」も実施率の高いアクティビティとなっていました。このような調査を常にチェックし訪日外国人旅行者の求める情報を精査して、サイトにうまく反映することができれば、検索結果にも表示されるようになり、また情報サイトとしてもアクセス数が高まり、宿泊施設候補として一歩差をつけることができることでしょう。

まとめ

宿泊施設が訪日旅行者に宿泊候補として検討してもらうためには、目的地や観光情報をきちんとサイトに反映し、SEO対策を行いながら、宿泊施設を中心とする滞在旅程を検討してもらうことが大切です。国内旅行者と求めることは違ってきますので、ぜひ多言語サイトを用意して、海外ユーザーからの需要が高い観光地や文化体験を取り入れた周辺観光紹介ページを制作してください。

インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、多言語サイト制作インバウンドプロモーションインバウンドメディア掲載など各種インバウンド対策支援を行っています。特にホテル旅館など宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください!

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