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【多言語サイト制作】多言語サイトにおけるSDGsページの重要性

著者: インバウンド対策ラボ編集部

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カテゴリー:
  • インバウンド対策事例
  • コラム
【多言語サイト制作】多言語サイトにおけるSDGsページの重要性

 外国人旅行者は日本人旅行者よりもサステナブルな旅行への需要が高く、各施設のSDGsの対応に興味があるということをご存知でしょうか。今回は、今後宿泊業界のWebサイトに普及するであろうSDGs対応コンテンツについて、特に多言語サイトでの重要性を明らかにしていきます。

日本と海外の環境への意識の違い

「ブッキング・ドットコム、 2023年版「サステナブル・トラベル」に関する調査の結果を発表」(booking.com)
https://news.booking.com/ja/ブッキング-・ドットコム-、-2023年版-「サステナブル-・トラベル-」に関する調査の結果を発表/ から引用

 Booking.comのアンケート調査では、外国人旅行者は日本人旅行者よりもサステナブルな旅行需要が高いという事実を報告しました。具体的には、交通手段で二酸化炭素排出の削減を意識したり、アメニティを持参したりと環境に配慮した取り組みを行うことで、より自然に優しい旅行を目指しているようです。また、旅行先の地域の文化に触れることなどもサステナブルな旅行のアプローチとして考えられており、SDGsが基盤となっていることがわかります。

SDGsとサステナブルツーリズムとの関連

 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは2015年に採択された国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、世界が抱える「環境」や「社会」、「経済」の課題を解決することで、地球上に住んでいる人々を「誰一人取り残さない」という大きな目標があります。サステナブル(持続可能)な旅行を選択するのはただのトレンドではなく、世界に対して危機感を抱く旅行者の本気なこだわりだと考えられます。旅行という贅沢なアクティビティだからこそ、より有意義で、自分の志向と合致する施設やツアーの利用を心から望んでいるのです。

外国人旅行客がこれから実践したいSDGs

「旅マエ~旅ナカにおける訪日旅行者の行動変化と持続可能な観光への意識調査」 (Cint Japan 株式会社・株式会社JTB総合研究所)https://www.tourism.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/inbound-survey.pdf
p5 から引用

訪日外国人旅行客にSDGsを発信するには

 アビリブでは、サステナブルに対応した宿泊施設とは?という記事で、取り組み方やユーザーに向けての発信方法をご紹介しております。その中でも外国人旅行客に対して効果が期待できるのは、SDGsページを多言語で制作することでしょう。各施設がそれぞれの言語でSDGsに対する努力を提示できる最適なメディアです。

 例えば、箱根の老舗「富士屋ホテル」では外国人観光客へ施設の姿勢を訴求するため、SDGsページを制作しています。

https://fujiyahotel.net/sdgs/

 実際に実践している内容として、客室に用意しているアメニティが環境負荷の少ない品を利用していることや館内電球のLED利用、レストランでのワインコルクのリサイクルなどを紹介しています。

 また、芝パークホテルではホスピタリティや職場環境づくりなどにも触れ、たくさんあるSDGsのどの目標をどのように達成しているか、リストにして紹介しています。

https://www.shibaparkhotel.com/en/sdgs/

 他にも、JR西日本ホテルなどではグループで共通の多言語SDGsページを作り、各施設のバナーからアクセスできるようにしたりと、外国人旅行客へのSDGsの取り組み訴求が着々と実行されています。

まとめ

・SDGs(持続可能な開発目標)とは、多様性と包摂性を含む環境に優しい社会を構成するための国際的な取り組みです。
・外国人旅行客は、サステナブルな旅行への需要が日本人旅行者よりも高く、今後も実践していきたい意向が強いです。
・多言語サイトでのSDGsの取り組み訴求は、宿泊施設選定時に影響する可能性があり、またブランドイメージを高めることも期待できます。

 日本語でのSDGsページに比べ、まだ目にする機会の少ない多言語SDGsページですが、多言語でこそ、その有用性が発揮できるコンテンツでしょう。

 インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、多言語サイト制作インバウンドプロモーションインバウンドメディア掲載など各種インバウンド対策支援を行っています。
 特にホテル旅館など宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきます。
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