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【多言語サイト制作】インバウンド対策の鍵は多言語サイト?必要性を解説

著者: インバウンド対策ラボ編集部

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コラム

【多言語サイト制作】インバウンド対策の鍵は多言語サイト?必要性を解説

 外国人旅行者にとって、言語の壁を感じず、旅行の情報収集をスムーズに行える環境は理想的です。毎年、日本にはたくさんの外国人観光客が訪れますが、その多くは日本語が喋れません。 自社ウェブサイトの多言語化に力を入れることで、ユーザーに適切な情報や魅力をアピールすることができ、拡大するインバウンド需要を獲得できるチャンスがあります。

旅館・ホテルにおけるWebサイトの多言語対応状況

「日本旅館の生産性向上・インバウンド対応の強化等を加速するための新たなビジネスモデルのあり方等に関する検討会 」
(観光庁)https://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/content/001353673.pdf p.10から一部抜枠

 2020年1月の観光庁の発表によれば、ホームページの多言語化対応を行っている旅館は69%、ホテルで79%でした。現在までの4年間で多くの施設が多言語化を推進していると思いますが、日本語サイトを自動翻訳して外国語表記するだけになっていませんか。多言語サイトの役目のひとつは、海外ユーザーに自社の情報を正しく伝えることです。翻訳の精度はもちろん、各国の文化や国民性を意識し、彼らが必要とする情報をわかりやすく提示できているでしょうか。さらに、【市場調査】2024年のインバウンド対策. 旅行トレンドと各国の旅行スタイルを分析のように、トレンドを取り入れたコンテンツの拡充により、予約獲得数を大幅に増加させることも期待できますので、最新情報も取り入れていくことが重要となってきます。

旅マエの情報収集で役に立った言語

「訪日外国人の消費動向 2023年7-9月期 報告書 」
(観光庁)https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001715452.pdf  p.25から一部抜粋

 訪日外国人の消費動向に関する最新の報告書によると、訪日旅行前に役立った情報収集源の言語は英語(53.8%)が最も多く、次いで韓国語(25.7%)、中国語(繁体字)(24.9%)、中国語(簡体字)(14.8%)となりました。やはり外国語での情報を頼りにしているようですので、多言語サイトを用意することで旅行マエのユーザーにも適切にアプローチできるでしょう。各言語の利用割合は、訪日旅行者数の影響を受けていると考えられますが、英語だけでなく、韓国語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)もニーズが高そうです。また、施設ごとにターゲットとなる外国人旅行客がいる場合、対象言語を用意すべきでしょう。

訪日旅行前の人気の情報収集サイト

TOP3メディアの国・地域別

「【独自調査】外国人旅行者のインバウンド動向、訪日旅行の情報収集・最も参考にしたWebサイトは?」
(yamatogokoro.jp)https://yamatogokoro.jp/report/49776/ から一部抜粋

 具体的に、訪日旅行者は旅マエにどのようなサイトから情報収集しているのでしょうか?やまとごころ.jpの2023年3月の独自調査によると、訪日旅行前の情報収集で利用したウェブサイトのトップ 3 は、1位がトリップアドバイザー(TripAdvisor)、2位がトラベル ジャパン (Travel Japan) 、3位がジャパンガイドドットコム(japan-guide.com) でした。1位のトリップアドバイザーは世界最大級の旅行口コミ及び価格比較サイトで、世界49ヵ国・28言語に対応しています。 2位のトラベルジャパンは日本政府が用意した観光情報サイトで15言語展開しており、チャットボットでは英語・中国語(簡・繁体字)・韓国語で質問が可能です。3位のジャパンガイドドットコムは、民間企業が英語のみで運用する日本の観光情報サイトです。どのサイトも外国語で情報発信をしており、特に北米と東南アジア出身の旅行者は、これらのサイトをよく利用しているようです。つまり、訪日旅行予定者は日本語以外の言語で旅行の計画を始めるため、宿泊施設サイトを訪問した瞬間に日本語しか表示されない状態に直面すると、大きなストレスを感じるおそれがあります。ユーザーが予約までつまずかないためにも、多言語サイトは非常に重要な役割を果たします。

旅ナカで訪日外国人旅行客が感じる多言語表示不足

「令和元年度「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」調査結果」
(観光庁)https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001333861.pdf p.11から一部抜粋

 多言語サイトの有用性は旅マエだけに限った話ではありません。少し古いデータになりますが、2019年度の観光庁の調査によれば、訪日外国人観光客は旅行中に多言語での案内不足を感じています。訪日旅行全体の満足度を左右する重要な課題です。特に宿泊施設においては、海外旅行中に唯一気を抜けるプライベートな空間を提供する場として、旅行者のフラストレーションを取り除き、よりリラックスできる環境を理想とすることと思います。お客様が施設情報を検索するためにWebサイトを利用する際、日本語表記のみで知りたい情報までたどり着けない、という事態は避けたいものです。反対に、施設情報にとどまらず、周辺観光案内やアクセス、過ごし方が馴染みのある言語で用意されていたら、その情報によっていくつかの場面で感じる多言語表示の案内不足を補えるかもしれません。これにより、訪日外国人旅行者の旅行満足度はさらに高まることも望めます。

まとめ

 インバウンド旅行のニーズは常に変化しているため、より多くの海外顧客を引き付けるためには宿泊業界も応えていく必要があります。 日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語などの多言語サイトは、これからの時代、大きな価値を発揮することが予想されますので、サイト制作、アップデートを忘れずに!

 インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、多言語サイト制作インバウンドプロモーションインバウンドメディア掲載など各種インバウンド対策支援を行っています。

 特にホテル旅館など宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきます。

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