インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)が発信する、インバウンドニュース

現在のページの位置
  1. トップページ
  2. インバウンドニュース
  3. Pinterestが示す2024年夏の旅行トレンド:SNS戦略でバズるチャンス!

Pinterestが示す2024年夏の旅行トレンド:SNS戦略でバズるチャンス!

著者: インバウンド対策ラボ編集部

公開日:

更新日:

カテゴリー:

ニュース

Pinterestが示す2024年夏の旅行トレンド:SNS戦略でバズるチャンス!

夏の旅行シーズンが近づく中、Pinterest(ピンタレスト)はアプリ内の旅行トレンドについて新たな概要を発表しました。ホリデーシーズンをターゲットにしたいホテルマーケターは必見です。他のソーシャルプラットフォームほど注目されていないかもしれませんが、Pinterestは旅行関連のリサーチにおいて重要なプラットフォームであり続けています。
Pinterestは、画像や動画を共有・発見できるビジュアル探索エンジンです。ユーザーは自分の興味や関心に基づいて「ピン」を収集し、「ボード」に整理して保存することができます。月間アクティブユーザー数は約4億9800万人に達し、料理のレシピ、旅行アイデア、ファッション、インテリアデザインなど、さまざまなテーマに関するアイデアを見つけることが可能です。Pinterestの目的は、ユーザーがインスピレーションを得て、新しいアイデアを見つけ、創造的なプロジェクトを実現する手助けをすることです。

Pinterestの旅行トレンド概要

毎年発表される「Pinterest Predicts」(ピンタレスト予測)レポートは、保存されたピンのデータを基に、次の大きなトレンドや製品、美学を予測します。2023年の予測は80%的中しました。最近のレポートによると、年間10億以上の旅行関連検索があり、週に1回利用するユーザーの8割が夏の旅行計画にPinterestを使用しています。昨年から「旅行ビジョンボード」や「パッキングガイド」の検索がそれぞれ210%と480%増加しました。

では、2024年の主要な旅行トレンドは何でしょうか? まず、Pinterestによると、「冒険旅行」が注目を集めており、「スキューバダイビング写真」(+60%)、「登山」(+40%)、 「冒険キャンプ」(+44%)、 「洞窟探検」(+40%)の検索が増えています。

ウォーターパークの乗り物も人気です:

「ウォーターパークの乗り物」の検索が昨年から170%増加

同時に、自然の中で過ごす一人旅も人気が高まっています。特に、「グランピングの美学」の関心が260%増加し、「ウェルネスリトリートの美学」は90%増加しています。また、「山の中のキャビン」への関心も180%増加しており、「国立公園」についての興味も250%増えています。トレンドの静かな生活も増加し、「日本の沖縄」 (+35%)と「イギリスの田舎」 (+31%)が人気高まっています。

これらのトレンドは、自然の中でのリラックスや自己ケアを求める人々が増えていることを示しています。

「村の雰囲気」の検索が昨年から145%増加

今年の夏のトレンドとして、「村の雰囲気」の検索が昨年から145%増加しており、自然や伝統的な生活を求める人々が増えていることが示されています。

さらに、Pinterestユーザーはミステリアスな場所を訪れたいと考えています。「幽霊スポット」への関心が155%増加し、「古代都市」の検索も75%増えています。これに加えて、「現実感のない場所」の検索が240%も増加していることから、ユーザーは非日常的で神秘的な体験を求めていることが分かります。これらのトレンドは、ユーザーが日常を離れて新しい冒険や未知の世界を探索する欲求が高まっていることを示しています。興味深い場所を訪れることで、旅行者は歴史や伝説に触れたり、現実から逃避することができるのです。

「廃墟探索」の検索が昨年から230%増加

Z世代の若者たちがコストを抑えつつ手軽にできる、ロードトリップや友達との旅行を積極的に探しています。そのため、ドライブ旅行も人気があります。具体的には、「快適なロードトリップの服装」(+250%)、 「ロードトリップに持っていくもの」(+66%)、 「ロードトリップのおやつ」(+65%)などの検索が増加していることがわかります。

最後に、Pinterestは現在人気のある旅行先関連の検索も強調しています:

·  「ロンドンのライフスタイル」(+340%)

·  「南アフリカ料理」(+320%)

·  「サントリーニのパーティー」(+300%)

·  「ゴアのナイトライフ」(+270%)

·  「ブラジルの夏」(+250%)

·  「バリの雰囲気」(+195%)

·  「ミャンマーの歴史」(+170%)

·  「田舎のインド」(+100%)

·  「シンガポール文化」(+100%)

·  「モロッコの美学」(+90%)

これらのメモは、ホリデーシーズンのマーケティング戦略に有益であり、旅行者との接点を深めたい場合には特に重要なトレンドです。

SNSでのホテルのマーケティング戦略

ホテルのマーケターにとって、この旅行トレンドがどれほど有益であり、Instagramなどのソーシャルメディア戦略にどのように役立つか、考えてみましょう。

★アドベンチャートラベルへの対応:冒険旅行が人気を集めていることを考慮して、ホテルが近隣のアウトドアアクティビティや冒険体験を強調することが重要です。Instagramには、ホテル周辺の絶景やアクティビティを紹介する写真や動画を投稿することができます。

★リラックスできる一人旅への焦点:一人旅やリラックスできる場所が求められていることを考慮して、ホテルが自然に囲まれた場所やスパやウェルネス施設を強調することが重要です。Instagramには、リラックスした雰囲気や施設の魅力を伝えるコンテンツを共有することができます。

★ミステリアスな場所への関心:ホテルが周辺のミステリアスな場所や観光名所を紹介することで、興味を引くことができます。Instagramには、そのような場所の写真やストーリーを共有することで、訪問者の興味を惹きつけることができます。

★ロードトリップの魅力を強調:ホテルがロードトリップルートに位置し、またはロードトリップ中の休憩地として利用されることができる場合、その魅力を強調することが重要です。Instagramには、ロードトリップ中に訪れることができるホテルの魅力を伝えるコンテンツを共有することができます。

4つの戦略に基づき、旅行トレンドに合わせたユニークなコンテンツを発信することで、ターゲット層へリーチすることができます。

具体的に考えてみると、冒険旅行を好む人々に向けては、スキューバダイビングや登山ツアー、アウトドアアクティビティを提供するパッケージを用意することができます。また、静かなリトリートを求めるゲストには、ウェルネス施設や自然に囲まれた環境を強調することが重要です。

また、ホテルはソーシャルメディアやウェブサイトを活用して、ロードトリップやミステリアスな場所への旅行者に向けた特別プロモーションやパッケージを宣伝することも重要です。例えば、ロードトリップ向けの特別な宿泊プランや、ミステリアスな場所へのツアーを提供することで、旅行者の興味を引くことができます。

2024年にInstagramでバズるチャンス?

2024年5月、今までのリール投稿はフォロワー数が重視され、フォロワーが多いアカウントがリーチが伸びやすい状況でしたが、今後はリールのクオリティが重視され、フォロワーが少なくてもリールの拡散が狙えるというアルゴリズムが発表されました。さらに、シェアが増えれば、エンゲージメント率が上昇し、異なる層のユーザーによって発見される可能性が高まります。

この情報と上記のトレンドを活用し、ホテルが予約数を増やす方法をご紹介します。 

まず第一に、Instagramのリール機能を有効活用することが挙げられます。高品質な動画コンテンツを制作し、視聴者に魅力的な体験を提供することで、フォロワーだけでなく、幅広いオーディエンスにアピールします。また、地域の魅力やホテルの特色を強調するリールを作成することで、地域の観光客の興味を引きつけます。

さらに、リール投稿のエンゲージメント率を向上させるために、クイズや投票などのインタラクティブな要素を取り入れることが重要です。フォロワーとのコミュニケーションを促進し、彼らの関心を引きつけることで、リールのシェアやコメント数を増やすことができます。

また、異なるオーディエンス層にアプローチするために、ニーズに合ったコンテンツでリール投稿を行う必要があります。冒険旅行を求める人々にはアウトドアアクティビティや観光スポットを、リラックスを求める人々にはスパやリゾート施設を紹介します。さらに、地域の文化やイベントに関連したコンテンツを提供することで、地域のコミュニティとの関係を強化し、地域の観光業に貢献します。

これらのアプローチを組み合わせることで、ホテルはInstagramのリールを活用して、予約数を増やすことができます。

インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、インバウンドプロモーション ・ SNSマーケティング支援プライムインフルエンサーなど各種インバウンド対策支援を行っています。
特にホテル旅館など宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきます。
 

 まずはお気軽にご相談ください!

インバウンド対策で課題をお抱えの企業・施設様はお気軽にご相談ください。