日本政府観光局(JNTO)より2024年9月の訪日外国人数(推計値)は287万2,200人と発表されました。9月時点で累計2,688万200人と、前年の年間累計2,506万6,350人を上回る結果となりました。
2024年9月の推計結果
・9月の訪⽇外客数は、2,872,200人で、前年同月⽐では31.5%増、2019年同月⽐では26.4%増となり、8か月連続で同月過去最高を記録した。また、9月までの累計では26,880,200人となり、前年の年間累計である25,066,350人を上回る結果となった。
・東アジアでは中国、東南アジアではマレーシア、欧⽶豪・中東地域では⽶国などで前年同月に⽐べて訪⽇外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となった。
・23市場のうち台湾や香港、アメリカ含む18市場において9月として過去最高を記録。
・国別では韓国が656,700人(前年同月比 15.1%増)で最多。次いで、中国が652,300人(同 100.3%増)、台湾が470,600人(同 22.2%増)、アメリカが191,900人(同 22.5%増)、香港が170,200人(同 12.6%増)と続いた。
2024年9月の訪日外国人数一覧(対2023年比)
日本政府観光局(JNTO)「訪日外客統計」(2024年9月推計値)によると、今回の調査対象23カ国・地域のうち、韓国、台湾、香港、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、⽶国、カナダ、メキシコ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域において9月として過去最高を記録しました。
韓国 656,700人(前年同月比 15.1%増)
・日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便、秋夕(チュソク)連休等の影響もあり、訪日外客数は9月として過去最高を記録した。
・仁川~鹿児島間の増便、釜山~松山間の増便、釜山~中部間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。なお、仁川~長崎間、仁川~帯広間、務安~北九州間などでチャーター便の運航もされた。
・小樽港などにクルーズ船の寄港があった。
中国 652,300人(前年同月比 100.3%増)
・台風13号の影響による航空便の欠航があったものの、地方路線を含む増便や中秋節や国慶節等の影響もあり、訪日外客数は前年同月を上回った。
・大連~成田間の増便、杭州~中部間の増便、上海~福岡間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。
・博多港、長崎港、那覇港などにクルーズ船の寄港があった。
台湾 470,600人(前年同月比 22.2%増)
・日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便等の影響もあり、訪日外客数は9月として過去最高を記録した。
・台北桃園~関西間の増便、台北桃園~那覇間の増便、高雄~成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。なお、台中~中部間、台中~成田間などでチャーター便の運航もされた。
・那覇港、石垣港、平良港などにクルーズ船の寄港があった。
アメリカ 191,900人(前年同月比 22.5%増)
・直行便数の増加等の影響もあり、訪日外客数は9月として過去最高を記録した。
・2024年5月のグアム~羽田間の新規就航などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。
・小樽港、釧路港などにクルーズ船の寄港があった。
香港 170,200人(前年同月比 12.6%増)
・台風11号の影響による航空便の欠航があったものの、地方路線の増便等の影響もあり、訪日外客数は9月として過去最高を記録した。
・香港~成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。
まとめ
2024年9月時点で、訪日外国人数の累計数は昨年を上回る結果となりました。
好調に伸び続けるインバウンド市場。訪日インバウンドの波に乗り遅れないように、多方面からのインバウンド対策が求められます。
インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、インバウンドプロモーション ・ SNSマーケティング支援・インフルエンサーキャスティングなど各種インバウンド対策支援を行っています。
特にホテル旅館など宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください!