インバウンドMEOとは、訪日外国人がGoogle検索やGoogleマップで宿泊施設・飲食店・観光施設を探す際に、自社施設を見つけてもらいやすくするための対策です。Googleビジネスプロフィールの多言語対応、口コミ、写真、投稿、予約導線の整備など、訪日外国人集客に必要なポイントを解説します。
インバウンド向けMEO対策の重要性
訪日外国人を集客するうえで、Googleマップ上の情報整備は重要な施策の一つです。
旅行者は、旅行前の情報収集だけでなく、日本滞在中にも「near me」「hotel near station」「sushi restaurant」「onsen ryokan」「things to do in Okinawa」などのキーワードで検索し、Googleマップ上に表示された施設情報を見て、行き先や予約先を判断します。
そのため、ホテル・旅館・飲食店・観光施設などでは、公式サイトやOTAへの掲載だけでなく、Googleビジネスプロフィールを訪日外国人向けに整備する「インバウンドMEO対策」が重要になります。
本記事では、インバウンドMEOの基本と、訪日外国人に選ばれるために取り組むべきポイントを解説します。
インバウンドMEOとは
インバウンドMEOとは、訪日外国人がGoogle検索やGoogleマップで施設を探す際に、自社の施設情報を見つけてもらいやすくするための対策です。
MEOは「Map Engine Optimization」の略で、Googleマップ上で店舗や施設の情報を最適化する施策を指します。国内向けのMEOでは、日本語で検索するユーザーを対象に、店舗名・住所・営業時間・口コミ・写真などを整備します。
一方、インバウンドMEOでは、英語・中国語・韓国語など、外国語で検索する訪日外国人の行動に合わせて情報を整備する点が特徴です。
例えば、以下のような検索に対応することが重要です。
・hotel in Naha
・ryokan with private onsen
・sushi near Kyoto Station
・ramen near me
・things to do in Okinawa
・souvenir shop Osaka
・tax free shop near me
訪日外国人は、Googleマップ上で写真、口コミ、営業時間、現在地からの距離、経路、Webサイト、予約リンクなどを確認します。そのため、Googleビジネスプロフィールの情報が不十分な場合、比較検討の段階で候補から外れてしまう可能性があります。
インバウンドMEOで対策すべき項目
インバウンドMEOでは、Googleビジネスプロフィールを登録するだけでは不十分です。訪日外国人が検索し、比較し、来店・予約するまでの流れを意識して情報を整備する必要があります。
1. 基本情報を正確に整備する
まずは、Googleビジネスプロフィール上の基本情報を正確に整備します。
・施設名
・住所
・電話番号
・営業時間
・定休日
・WebサイトURL
・予約URL
・カテゴリ
・サービス内容
・写真
・決済方法
・対応言語
ホテルや旅館の場合は、チェックイン・チェックアウト時間、客室タイプ、朝食、温泉、駐車場、送迎、最寄り駅や空港からのアクセスなども重要です。
また、公式サイト、OTA、SNS、観光協会サイトなどで、施設名・住所・電話番号の表記がバラバラになっていないかも確認しましょう。特に英語表記のゆれは、外国人旅行者にとって分かりづらさにつながります。
2. 多言語で情報を整備する
インバウンドMEOでは、外国語で検索する旅行者に情報を届ける必要があります。
英語はもちろん、施設の主要ターゲットに応じて、繁体字、簡体字、韓国語、タイ語などの対応も検討します。
特に以下の情報は、多言語で分かりやすく整備しておくと効果的です。
・施設紹介
・客室、料理、体験内容
・営業時間
・アクセス
・予約方法
・料金
・決済方法
・キャンセル規定
・よくある質問
・周辺観光情報
注意したいのは、日本語をそのまま自動翻訳するだけでは、施設の魅力が十分に伝わらない場合があることです。訪日外国人が知りたい情報を整理したうえで、自然な表現に整えることが重要です。
3. 写真・動画を充実させる
Googleマップ上では、写真の印象が来店や予約判断に大きく影響します。
訪日外国人は、言葉だけでなく、写真を見て「行きたいか」「安心して利用できそうか」を判断します。料理や客室の写真だけでなく、入口、外観、受付、アクセス、施設の利用シーンなども掲載しましょう。
ホテル・旅館の場合は、以下の写真が重要です。
・外観
・ロビー
・客室
・客室からの眺望
・朝食
・レストラン
・温泉、大浴場
・館内設備
・最寄り駅や駐車場からの導線
・周辺観光地
飲食店の場合は、人気メニュー、店内、入口、英語メニュー、決済方法が分かる写真などが有効です。
観光施設の場合は、体験風景、所要時間、受付場所、チケット売り場、服装イメージなどを見せることで、初めて訪れる外国人旅行者の不安を減らせます。
4. 外国語の口コミを増やし、丁寧に返信する
口コミは、Googleマップ上で比較される際の重要な判断材料です。
特に外国語の口コミがあると、同じ国や地域の旅行者が安心しやすくなります。宿泊後や来店後に、自然な形で口コミ投稿を促す導線を整えましょう。
例えば、以下のような方法があります。
・チェックアウト時に口コミ投稿を案内する
・館内POPにQRコードを設置する
・宿泊後メールで口コミ投稿を依頼する
・体験終了後にスタッフから案内する
また、口コミへの返信も重要です。日本語だけでなく、可能であれば英語などで返信することで、外国人旅行者への対応姿勢を伝えることができます。
ただし、高評価を条件に特典を付けるような依頼や、口コミの偽装は避ける必要があります。実際の体験に基づいた自然な口コミを増やすことが重要です。
5. 投稿機能で最新情報を発信する
Googleビジネスプロフィールの投稿機能を活用すると、季節情報、イベント情報、キャンペーン、宿泊プラン、レストラン情報などを発信できます。
訪日外国人向けには、以下のような投稿テーマが考えられます。
・桜、紅葉、雪景色などの季節情報
・周辺イベント
・期間限定プラン
・朝食やレストランの紹介
・温泉、サウナ、プールなどの施設情報
・空港や駅からのアクセス案内
・多言語対応、決済方法
・周辺観光モデルコース
投稿から公式サイトや予約ページに誘導することで、Googleマップ上の接点を予約や問い合わせにつなげやすくなります。
まとめ
インバウンドMEOとは、訪日外国人がGoogle検索やGoogleマップで施設を探す際に、自社施設を見つけてもらいやすくするための対策です。
訪日外国人は、旅行前だけでなく、日本滞在中にもGoogleマップを使って宿泊施設、飲食店、観光施設、買い物場所などを探します。そのため、Googleビジネスプロフィール上の情報整備は、インバウンド集客において重要な接点になります。
まずは、施設名、住所、営業時間、写真、口コミ、予約URLなどの基本情報を正確に整備しましょう。そのうえで、多言語対応、外国語口コミへの返信、投稿機能の活用、公式サイトや予約ページへの導線改善を進めることが重要です。
インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)では、 インバウンドプロモーション のサービスなどのインバウンド対策支援を行っています。特にホテルや旅館など、宿泊・観光業の実績多数。これまでの知見を活かしたご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。







