インバウンド対策ラボ(アビリブグループ)が発信する、インバウンドニュース

現在のページの位置
  1. トップページ
  2. インバウンドニュース
  3. Instagramインフルエンサーとのコラボでホテルの予約数とファンを増やす方法

Instagramインフルエンサーとのコラボでホテルの予約数とファンを増やす方法

著者: インバウンド対策ラボ編集部

公開日:

更新日:

カテゴリー:

コラム

Instagramインフルエンサーとのコラボでホテルの予約数とファンを増やす方法

こんにちは!

インバウンド対策ラボ編集部です。

突然ですが皆様はインバウンド集客をする際のターゲットとする国はどのように決めておりますでしょうか?

訪日数が多い国?それとも施設があるエリアへの滞在が多い国?宿泊単価が高い国?滞在日数が高い国?

・・・など

またターゲットに対してどのようなアプローチを実施しておりますでしょうか。

今回の記事ではレポートと合わせてインバウンド集客に向けてインフルエンサー活用をご紹介いたします。

欧米市場は市場シェアよりも波及力

こちらのレポートによれば、わずか13%の市場シェアしかない「欧米豪」市場に対して、日本がプロモーションを強化すべき理由が明らかになりました。

レポート内で強調されているのは、西洋のトレンドが世界全体に与える影響です。特に、欧米市場が世界のトレンドセッターとして不可欠な役割を果たしていることが指摘されています。この市場が示す方向性や好みは、世界各地の消費者に大きな影響を与え、その影響は単なる地域的なものに留まりません。
例えばSDGs(持続可能な開発目標)は、元々あった価値観が西洋からトレンドとして日本に伝わると、それがあるべき姿として日本でも一気に浸透したと記載されております。
要するに、欧米豪市場へのプロモーション強化は、同時にグローバル市場への対応となり得ます。

この単純な理由だけでも、わずか13%という限られたシェアの欧米豪市場に対して、日本がプロモーションを一層強化すべき理由が充分に存在すると言えるでしょう。

旅行を計画する際に活用するSNSはInstagram

Instagram(インスタグラム)は現代社会で広く利用され、特に若い世代にとっては日常の一部となっています。最新のアメリカン・エキスプレスの「Amex Trendex」レポートによれば、旅行計画においてSNSを活用する傾向が高まりつつあり、特に日本のZ世代(1990年代後半~2012年頃)・ミレニアル世代(1981年~1997年)では、「Instagram(81%)」が最も人気のSNSとして浮上し、旅行の魅力を共有し情報を得るためにInstagramを活用する傾向が一般的です。ホテルがInstagramでのプロモーション戦略を構築する際にこれらの統計は考慮すべき要素となります。

外国からの顧客を集客するためには、在日外国人のインフルエンサーとの協力も検討すべきです。平均して世界7か国*では、
「Instagram(70%)」、「Facebook(60%)」、「YouTube(60%)」が上位を占め、これらのプラットフォームが旅行に関する情報発信の主要な場となっています。日本在住の外国人インフルエンサーとの連携は、国際的な視聴者層にアプローチし、ホテルに多様な旅行者を引き寄せる重要な役割を果たします。Instagramでのインフルエンサーとの連携は、グローバルな影響を生む可能性があり、トレンドや好みに合致します。

*オーストラリア、カナダ、香港、日本、メキシコ、英国、米国

インフルエンサーマーケティングの利点

 ①信頼性と認知度の向上
インフルエンサーは独自のフォロワーと強い結びつきを持ち、その信頼性が高い。有名なインフルエンサーとのコラボレーションは、ホテルの自己紹介やプロモーションが広範に拡がり、認知度が向上する。

 ②ターゲット層への直接アプローチ
インフルエンサーは特定のテーマやニッチを占め、関連性の高いコンテンツを提供。ホテルが関連性の高いインフルエンサーと提携することで、特定のターゲット層に直接アプローチできる。

 ③クリエイティブなコンテンツの提供
インフルエンサーは独自のスタイルや視点を持ち、ユーザーに新しい視点や体験を提供。ホテルとのコラボレーションによって生まれるクリエイティブなコンテンツは、インスタグラム上での注目度を高め、視聴者に強い印象を残す。

Instagramにおけるホテルの戦略

 ① 旅行の魅力を伝える
Instagramは旅行に焦点を当てた情報発信が盛んなプラットフォーム。インフルエンサーとホテルが共同で旅行にまつわるコンテンツを制作し、美しい景色や宿泊施設の魅力を伝えることで、フォロワーに旅行への憧れを喚起。

 ② ホテルのサービスや設備を紹介
インフルエンサーがホテル内での滞在体験を投稿することで、ホテルのサービスや設備を実際の視点から紹介。これにより、フォロワーはホテルに滞在した際の期待値を高め、興味を引く。

 ③ イベントやプロモーションの告知
ホテルが実施する特別なイベントや限定プロモーションを、インフルエンサーを通じて広報することで、フォロワーに情報をダイレクトに届ける。これにより、フォロワーは特典やお得な情報を逃さずに把握できる。

 ④ フォロワーとの対話促進
ホテルとインフルエンサーのコンビネーションにより、フォロワーは「コメント」や「いいね」などを通じて積極的に対話に

参加しやすくなる。ユーザーエンゲージメントの向上は、ホテルのInstagramアカウントの成果を高める一因となります。

どのようにインフルエンサーとコラボすれば?

効果的なコラボレーションにする為には、ホテルはインフルエンサーとの条件交渉をする必要があります。例えば、宿泊施設や移動費の提供を通じてインセンティブを提供することは一般的です。
一部の大手インフルエンサーに対しては、ファンベースが大きい場合には、コンテンツ制作に必要なカメラマンの雇用やプロフェッショナルな制作に対する報酬も必要になります。
報酬の金額はホテルのブランド、インフルエンサーの人気度、コンテンツの品質、アカウントのエンゲージメント率によって変動しますが、約50,000円から200,000円以上といった範囲が相場の価格帯です。これらの交渉は、お互いにとって公平で満足のいくものとなるよう検討されるべきです。

どのようなコンテンツ作成・戦略が成功するか?

サムライト株式会社が行ったZ世代を対象とした調査によると、ショート動画が新たなフォーマットとして注目されていることが明らかになりました。調査では、Z世代が動画専用プラットフォームを利用しており、特にYouTubeショート・nstagramリールの利用率は約7割に達し、これらのプラットフォームでのショート動画の認知と視聴が定着しています。興味深いことに、男性ユーザーはエンタメコンテンツを好み、一方で女性ユーザーは情報系コンテンツに関心が高まっています。宿泊施設のコンテンツマーケティングやメディアビジネスにおいて、ショート動画が効果的な広告手法として活用される可能性を示唆しています。これらの調査結果を踏まえ、宿泊施設がインフルエンサーとのコラボレーションを計画する際には、ショート動画の制作を提案することが有益です。写真投稿よりもリールのコンテンツはより引き立ち、フォロワーの興味を引く効果的な方法です。

Instagramにおけるインフルエンサーマーケティングとホテルのタイアップは、現代の消費者行動に適した効果的な戦略と言えます。ユーザーとの直接的なつながりを生かし、魅力的なコンテンツを通じてホテルの魅力を発信することで、フォロワーの興味を引き、実際の宿泊や訪問に結びつけることが期待できます。

いかがでしたでしょうか?


若い世代を中心に世界的にSNSが流行っており、インフルエンサー活用

プライムコンセプトでは宿泊施設様が要望のターゲット層にマッチしたインフルエンサーに対して直接オファーし、キャスティング、アテンド、投稿・投稿後の効果測定を行うレポート作成まで、ワンストップで支援する「プライムインフルエンサー」サービスをご用意しております。

インフルエンサーマーケティングにご興味をいただけましたらご連絡をお待ちしております。


最後までお読みいただきましてありがとうございました。

インバウンド対策で課題をお抱えの企業・施設様はお気軽にご相談ください。